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レストラン プチトリアノン
■プチトリアノン、この名前は有名です。ベルサイユの離宮の名前をそのまま拝借しました。この店も「ミスティサンライズ」と同様、私が30〜31歳頃に設計したお店です。とても豪華に見えますが、普通のレストランです。ベルサイユ宮殿の写真集を買ってきて、連日オーナーと夜通し研究したのをよく覚えています。言葉が悪いかもしれませんが、オーナーの妄想を実現したと言えるのかもしれません。強いて言えば、創造の魔人に駆られて“オーナーと合作”に至ったという訳です。2000mを遥かに超える長さの化粧面材を使うに当たり、予算の節約から加工用の刃を6種類くらい自作して面材を加工しました。ふんだんに(やりたい放題)使いました。樹脂の化粧面材や彫刻等も予定の倍、追加発注したことも含めて、最終的には厨房を除く店舗内の全ての壁面を装飾しました。完成後、化粧面材のメーカーが写真を撮りにきました。こんなことはもう二度と出来ないと思います。天井や壁面の接合部や暖炉など、図学の知識が思わぬところで役に立ちました。